脱原発を掲げ「反対派の声を議会に届けたかった」と落胆する平山氏=東松浦郡玄海町

 24日投開票された東松浦郡玄海町議選で、自営業・平山潮恩(みちお)さん(58)は11人の候補者の中で唯一、脱原発を掲げて初挑戦したが、及ばなかった。「ものを言えない玄海町で、脱原発の声を町政に届けたかった」。自宅で落選の結果を知り、記者団に無念さを語った。 

 選挙戦では「子どもたちに安心できる町を託したい」。1日15回以上つじ立ちして訴えた。遠くで聞いてくれたり手を振ってくれたりする人の姿に、原発に不安を持ちながら声を上げられない人の存在を感じた。それだけに「訴えが十分に届いていなかったのか」と悔しがる。

 反原発を主張してきた共産党議員が引退。議会に脱原発派がいなくなる現状を「くさびを打つ人がいなくなる」と不安がる。ただ「憲法や原発の勉強会をつくり、町民目線で自由にものが言える環境をつくっていきたい」と前を向いた。

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