佐賀県の年齢別自殺者数推移

◆20代、高齢者で増加

 佐賀県は、自殺の未然防止へ向け、新たな対策拠点となる「地域自殺対策推進センター」を設置する検討を始めた。2018年度開設を目指す。県内の自殺者数は13年以降減少傾向が続いているものの、20代や高齢者は増えている。相談支援体制を強化し、自殺者の情報分析や市町の実情に沿った計画策定を支援する。

 地域自殺対策推進センターは自殺関連の情報を分析し、より効果的な対策を市町の計画に反映させる。さらに自殺未遂者や自死遺族の支援相談体制を整備し、専門指導員を育成する。

 県は今後、設置場所や人員配置の検討に入る。担当する障害福祉課は「全国においてもまだ始めたばかりのところが多い。国や他の都道府県の様子を見ながら進めていきたい」話す。

 県内の15年の自殺者数は前年より9人少ない157人で、3年連続で200人を下回った。年代別に見ると、60代34人、50代31人、40代22人の順で多い。前年と比べ増加したのは、20代が6人増で14人、80代以上も6人増の21人、60代は5人増だった。

 原因・動機別では、不明(その他含む)が最も多い97人(前年比40人増)。続いて健康問題37人(同43人減)、経済生活問題18人(同14人減)が多い。

 地域自殺対策推進センターは15年10月1日現在、精神保健福祉センターや役所の福祉部署に併設するなど全国36カ所にある。

 自殺予防週間(10~16日)に合わせ、県精神保健福祉センターは平日に実施している「こころの健康電話相談」を、土、日曜となる10、11日の午前9時~午後4時も開く。

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