坂井俊之市長の即時辞職を求めて、岡本憲幸副市長(左)に文書を手渡す「唐津をよくする会」の木村眞一郎共同代表(中央)=唐津市役所

 次期市長選に出馬せず、来年2月5日までの任期を全うする意向を示した唐津市の坂井俊之市長に対し、市民団体「唐津をよくする会」は9日、速やかな辞職を求める文書を提出した。開会中の市議会は、政治倫理審査会の結論に対する市長自身の処分として追加提案された減給議案を審議した。

 同団体は先月30日に市役所を訪ねた際、市長に直接渡せず日を改めた。「市長を出せ」と即時辞任を求めるメンバーに、岡本憲幸副市長が「市政に空白ができる」と市長の判断に理解を求めた。激しくやりとりする場面もあったが、最後は木村眞一郎共同代表が副市長に文書を手渡した。

 提出文書は10月から2カ月間、給料を50%カットする処分について「責任感の甘さと見識の不足に驚くばかり」と一蹴し、すぐに引責辞任しない市長の姿勢に「居直りは見苦しい限り」と非難している。

 市議会では減給議案に賛否の声が上がった。根拠を問われ、坂井市長は「他市の事例を勘案し、さらに厳しい内容を自らに科した」と答えた。

 14年に企画財政部長らが逮捕された不正入札事件で3カ月間全額カットした処分との違いについては、「前回は市役所で起きた逮捕事案で、公平であるべき入札で起きた事案でもあって監督責任を取った。今回は私自身のこと」と説明した。議案は26日に討論と採決がある。

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