第70回全国茶品評会の審査結果が発表され、うれしの茶の産地である嬉野市が、蒸し製玉緑茶と釜炒(い)り茶の2部門で2年連続の「産地賞」を獲得した。個人では、田中昭彦さん(48)=嬉野市=の蒸し製玉緑茶が2席の農林水産省生産局長賞に輝いた。

 審査会は8月23~26日、三重県鈴鹿市で開かれた。普通煎茶(10キロ)▽同(4キロ)▽深蒸し煎茶▽かぶせ茶▽玉露▽てん茶▽蒸し製玉緑茶▽釜炒り茶の8部門に、21都府県から計880点の出品があった。

 佐賀県内からは蒸し製玉緑茶42点と釜炒り茶29点の計71点を出品した。

 蒸し製玉緑茶と釜炒り茶は、外観20点、香気75点、水色30点、滋味75点の200点満点で審査した。産地賞は同一産地の上位3点の合計得点で競い、嬉野市は蒸し製玉緑茶が582点、釜炒り茶が587点でいずれも1席となった。田中さんのほか、蒸し製玉緑茶で太田敬子さん(61)=嬉野市=が全国茶商工業協同組合連合会理事長賞に、釜炒り茶では嬉野南部釜炒り茶業組合の山口孝子さん(51)=同=が日本茶業中央会長賞にそれぞれ輝いた。

 うれしの茶は、2009年から13年まで5年連続で最高賞の農林水産大臣賞を獲得。今回の品評会では、3年ぶりの同賞奪還を目指し、市内で初めて清水茶業組合が手詰みの蒸し製玉緑茶を出品したものの、届かなかった。

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