住民の質問に答える九州防衛局の市川道夫企画部長=佐賀市川副町の大詫間公民館

 佐賀空港へのオスプレイ配備計画を巡り、九州防衛局は10日、佐賀市川副町の大詫間公民館で住民説明会を開いた。4校区で予定している説明会の初回で約80人が出席した。騒音への懸念が相次いだほか、地域振興策を求める意見も出た。

 市川道夫企画部長が計画概要を説明した後、住民の質問に答えた。

 住民からは「大詫間はとても静かだ。環境基準を下回るとしてもうるさく感じる」「訓練しているヘリもかなりうるさい」など騒音を心配する声が多数上がった。他に「地域への見返りを示してほしい」「県条例に該当しなくても環境アセスメントをする気はないのか」などの意見も出た。

 市川氏は「生活にご迷惑をおかけする緩和措置として何らかの事業を実施する」として目達原駐屯地を引き合いに、緊急道路や避難に使う公民館などを市町村が整備する場合に補助金を出す例を挙げた。環境アセスに対しては「条例に従う」と述べるにとどめた。

 公害防止協定付属資料に「自衛隊と共用しない」と明記されていることの認識を問う質問も複数あった。市川氏は「防衛上、佐賀空港が一番適切だと考えている。われわれとしては、理解をいただいて空港を使いたい」と理解を求めた。

 会場では、自治会側が校区外住民の入場を禁じる張り紙を掲示し、質問しないことを条件に校区外住民の入場を認めた。九州防衛局は、10月上旬までに残り3校区で説明会を実施する。

=オスプレイ 配備の先に=

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