鬼の面をかぶり、稲穂が広がる地域を踊り歩いた音成面浮立=鹿島市音成

 佐賀県鹿島市の七浦地区を中心に伝わる伝承芸能「面浮立」が11日、地域の神社の秋祭りで奉納された。稲穂が広がる田んぼ沿いの道には、鬼の面をかぶった掛け打ちが列をなし、勇壮な舞で豊作を願った。

 鹿島市音成の天子神社では、県の重要無形民俗文化財に指定されている「音成面浮立」が奉納された。掛け打ちや花笠姿で鉦(かね)を鳴らす鉦打ち、太鼓などを担う住民ら約70人が地域を練り歩く「道行」を実施。神社に到着すると、境内に並んだ掛け打ちが腰を低く構えて腕や首を力強く振り、大勢の観光客がカメラのシャッターを切っていた。

 近くの鎮守神社や戸口神社でも、住民が面浮立を奉納した。祐徳稲荷神社では「かしま伝承芸能フェスティバル」が開かれ、境内のステージで面浮立や獅子舞などが披露された。

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