広島カープを四半世紀ぶりのセ・リーグ優勝に導いた緒方孝市監督を陰で支えてきた、妻のかな子さん

 広島カープを四半世紀ぶりのセ・リーグ優勝に導いた緒方孝市監督(47)を陰で支えてきたのは、タレントでもある妻かな子さん(43)だ。「夢がかなって良かったね」。結婚して今年で20年。初めて経験したVの喜びを夫と共にかみしめた。

 「パパは学校で言えば先生。選手一人一人の話をよく聞いてあげるんだよ」。監督として初めて臨んだ昨年のシーズン中、かな子さんは、周りとうまくコミュニケーションが取れていないように見えた夫に手紙で助言した。チームはリーグ4位に終わった。

 2年目の今シーズン。家庭では口数が少なく、野球の話もしない。試合の映像を熱心に見たり野球関係の本を熟読したり。シーズン中は日本各地を駆け回り、緊張感に包まれていた。

 かな子さんは、地元のマツダスタジアム(広島市)で試合がある日は必ず家で手料理を作り、健康面もサポートした。「家では子どもたちと、明るく和める雰囲気をつくるようにしてきた」

 緒方監督は1991年の前回Vではカープの現役選手だったが、活躍できなかった。「今度は自分がチームに貢献して優勝したい」。妻にたびたび語っていたという。

 順位が低迷してきたカープ。だが、11連勝した今年6月下旬、いつも淡々としていた夫の機嫌が珍しく良かった。苦しい時期を支え、励まし続けて20年。かな子さんは悲願の実現に「本当にうれしい」と、わが事のように喜んだ。【共同】

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