「まずは自分の得意なもの、できるものを見つけること」。合瀬さんは幼い頃、手先が器用なことを祖母から褒められたのがうれしくて工作が好きになった。社会に出てからも、金属は合わなかったが木工にはなじめた。ギターを弾くのは上手じゃなくても、作ることはできた。

 時に、自分のやりたいこととできることは違う。なりたいものから考えると、実現できないこともある。「自分の“得意”を突き詰めること」それがなりたい自分に変化することもあると振り返って話してくれた。

=プロフィール=

おおせ・じゅんいちろう(48)

 多久市出身。佐賀工高を卒業し、発電所の建設・整備を行う会社に就職。金属を扱っていたが、鉄粉が体質的に合わず2年ほどで退社。東京にある専門学校に進み、本格的にギター製作の道を志す。卒業後、久留米市のギター製造会社に16年間勤める。工場で働きながら年に2~3本ずつ自作のギターを作り続け、手応えをつかんで独立。2007年、佐賀市大和町に「ベフニック・ブレスワーク」を立ち上げ、今年で9年になる。今はとにかく「ベフニックが良いギターだと広まってくれれば」と、1本1本手作りしている。

 ベフニックギターを愛用するアーティストはスキマスイッチの大橋卓弥さんやスガシカオさん、カリスマ的ギターデュオ、山弦の佐橋佳幸さん、小倉博和さんら。独立後のプロモデル第1号はザ・ルースターズの花田裕之さんに贈っている。

Visitor No.006 江島史織(書作家)

Visitor.005 古瀬学(プログラマー)

Visitor.004 小島淳二さん(映像ディレクター)

Visitor.003 Ree-A/辻利恵さん(ビヨンセ専属キーボーディスト)

Visitor.002 ミヤタチカさん(イラストレーター)

Visitor.001 冨永ボンドさん(ボンドアーティスト)

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