ギターに製作者の名を付けることが多い中、“合瀬ギター”とするのに抵抗があった。「弾く人にとって誰が作ったかは関係ない」と、名前はない方がギター単体をまっとうに評価してもらえるのではないかと考えた。あくまでギターの質、音の良さで勝負したかった。

 名前を何にするか。ギター作りの発想の原点に思いをはせたとき、小学6年生までを過ごした多久市の“別府二区(べふにく)”が浮かんだ。テレビが数チャンネルしか映らないような地域で、子どもたちは年齢に関係なく集まって遊んだ。退屈をしないようにみんなが楽しめる遊びが必要で、それを考えるのが得意な年上の友達がいた。「船のプラモデルが一つしかなくても、それを川に浮かべてみんなで石を当てっこすればいい」-その「新しい工夫を」という発想が、今の自分の糧となっている。

 ギターの名は地名を取って“ベフニック”とした。造語なのでネットで検索しても自分のギターしか出てこない。正真正銘、世界で唯一のギターが誕生した。

1.Visitor.007 合瀬潤一郎(ギタークラフトマン)

2.満点以上のものを

3.世界に一つだけのギター

5.“良く鳴る”ギターに

6.信用という財産

7.クリエイターを目指す皆さんへ

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