絵本「もったいないばあさん」の制作意図を紹介する作家の真珠まりこさん=佐賀市立図書館

 絵本作家、真珠まりこさん(東京都)が11日、佐賀市立図書館で講演した。食べ物を大事にするように訴えた自らの絵本シリーズ「もったいないばあさん」の制作意図や、制作のきっかけなどを紹介した。

 真珠さんは、4歳だった息子から「もったいない」の意味を尋ねられたエピソードを紹介。分かりやすい本がなかったことから自ら絵本を制作したのが始まりといい、「物を大事にし、敬う心を母親として伝えたかった。(もったいないは)命をいただく愛のある言葉で、けちではない」と強調した。食べ物を残すことに罪悪感を感じず、電化製品などを使い捨てる社会へ警鐘を鳴らした。

 同図書館で15日まで開催している「ワールドレポート展」についても話した。児童労働や少年兵、食糧危機などの社会問題を、もったいないばあさんがガイド役として説明する内容で、「命を一番に考えていたら起きなかった問題ばかり。私たちにも関係がある」と関心を持つよう呼び掛けた。講演は県ユニセフ協会が主催、佐賀市立図書館が共催した。

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