参加者の前でワインについて話すマスター・オブ・ワインの大橋さん=佐賀市唐人町のTOJIN茶屋

◆ワインの世界基準知って

 世界で340人しかいない“精鋭”で、日本人2人目の世界共通のワイン資格「マスター・オブ・ワイン」を取得した大橋健一さんのワイン講座が10日、佐賀市唐人町のTOJIN茶屋であった。外国人観光客が増える中、「世界のワインスタンダードを知った上でこそ、本当のおもてなしができる」と大橋さんは訴えた。

 大橋さんは山仁酒店(栃木県)の代表取締役。昨年9月、飲んだワインの銘柄を当てるテストやペーパーテスト、経済や統計の知識も問われる論文テストなどを突破し、合格した。

 講座には県内外から飲食店経営者ら約40人が参加した。大橋さんは「日本のワイン知識がガラパゴス化を起こしている」と世界とのずれを指摘。ワイン1本選ぶにも、経済や地球環境を考えることが大事と話し、「世界のスタンダードを押さえた上で日本独自のワインメニューを作ることが本当のおもてなしになる」と説いた。参加者は、イギリスやアメリカで話題のワインを試飲し、メモを取っていた。

 市内で飲食店を経営する力久繁文さん(37)は「本当に視野が広く、感動した。日本人と外国人の視点の違いを考えながら、ワインの勉強をし直したい」と話していた。

このエントリーをはてなブックマークに追加