全国小学生学年別柔道大会で6年生男子50㌔超級に出場し、準優勝した岡島龍太郎君=小城市の小城秀島道場

高いレベルを目指し、柔道の幅を広げようと練習に打ち込む岡島龍太郎君=小城市の小城秀島道場

◆一本にこだわり技磨く

 同世代の精鋭が集う「全国小学生学年別柔道大会」(8月・三重県)で多久市の西渓小6年・岡島龍太郎君(12)が6年生男子50キロ超級で準優勝に輝いた。各都道府県から1人(三重は2人)が出場する大舞台で実力を発揮した。決勝はあと一歩のところで逆転を許して優勝を逃し、「最後に自分の弱さが出てしまった」と快挙に満足することはない。

 岡島君は163センチ、81キロの体格。大会では「気持ちが入っていた」といい、100キロ近い一回り大きな相手に対し、反則勝ちの3回戦以外、準決勝までを全て得意の大外刈りで次々に破り決勝に進んだ。決勝は相手側に反則3本、技ありも決めて試合の主導権を握った。しかし、一瞬のすきを突かれて払い腰を決められ一本負け。残り4秒での出来事に涙があふれた。

 父・洋一郎さんの影響で小学3年生から柔道を始めた。「一本を取るのが気持ちいい」と醍醐味(だいごみ)を知り、のめり込んだ。大会前には、リオデジャネイロ五輪で活躍した柔道の日本人選手の映像を洋一郎さんと一緒に見て足の動きや技への入り方を勉強し、イメージを膨らませた。

 昨年の同大会では、5年生男子45キロ超級で1回戦敗退を喫していた。母・智子さんは「礼儀を大切にする気持ちが変わってきた」と心の成長も感じている。岡島選手を指導する小城秀島道場(小城市)の秀島久夫監督は「全国では小柄なほうだが、身体能力が高くスピードも兼ね備えている」と素質を評価する。

 井上康生さん(日本柔道監督)の一本を取る柔道に憧れ、今は井上さんの得意技・内股の習得に熱中している。「常に一本を取る柔道を目指す」と高いレベルを見据え、引き出しを増やしている。

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