市役所横に完成した4階建ての「鹿島新世紀センター」。3~4階に県杵藤農林事務所が入る=鹿島市

 鹿島市の防災拠点となる庁舎「鹿島新世紀センター」が完成し、市役所横の現地で14日、落成式が開かれた。市の関係部署や県杵藤農林事務所が20日から来月にかけ順次業務を始め、災害対策の連携強化を図る。

 センターは鉄骨造り4階建て延べ床面積約3千平方メートル。1階に市環境下水道課や水道課、2階に市消防団本部、3~4階に県杵藤農林事務所が入る。2階には防災無線室、災害対策連絡室があり、市役所の2階と連絡ブリッジでつながっている。建築費は約11億円。

 市環境下水道課が今月20日、杵藤農林事務所は10月3日、市水道課は同24日から業務を始める。

 市はセンター建設とともに、市内約1万世帯を対象に個別受信機の設置を進めており、8月末現在で約8千世帯に設置した。防災無線室にある屋内放送システム本体が稼働することで、受信機に災害時の緊急情報などを流せるようになる。

 落成式には関係者約70人が出席し、樋口久俊市長があいさつで東日本大震災に触れ、「安全安心が市民の最大のニーズになってきた」とセンターの意義を紹介した。県知事時代に「新世紀センター」と名付けた古川康衆院議員も駆け付け、祝辞を寄せた。

 センターは昨年8月に着工、今年3月末の完成予定だったが、耐震性が高い建築資材の納品が遅れるなどして8月末にずれ込んだ。

このエントリーをはてなブックマークに追加