電子コマ作りに挑戦する中学生たち=小城市の小城中学校

 ものづくりの“職人の技”を児童・生徒に教える「目指せマイスタープロジェクト」が8日、小城市の小城中学校(槇原靖宏校長、504人)であった。同校の全1年生151人が陶芸や造園、電子機器組み立てなど5分野に分かれ、認定マイスターから「ものづくりの心」の薫陶を受けた。

 プロジェクトは県職業能力開発協会(佐賀市)が、県内の小中学校に各分野の技能者を派遣し、実習を通してものづくりの大切さを教えている。小城中での実施は初めてで、一学年で5分野も開く大がかりな体験教室も例がないという。

 今回初めてカリキュラムに採用された電子機器組み立て「電子コマ作り」には生徒30人が挑戦した。ものづくりマイスター5人が指導に当たり、「LEDを付けるとき、プラスとマイナスを間違わないで」と丁寧に指導した。電子機器工作は初めてという1年生の元村優風さんは「はんだ付けがかなり難しい」と、はんだこてで慎重に配線をつないでいた。

 電子機器組み立てのマイスターで、チクシ電気佐賀工場(吉野ケ里町)の機械部長龍敏夫さんは「今の子どもたちと電子機器との接点は薄い。この機会に電子機器の工作の面白さに気付いてほしい」と話した。槇原校長は「電子機器をはじめ陶芸や造園というものづくりの観点から、わたしたちが住む佐賀県を知ってほしい」と期待を込めていた。

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