就労継続支援A型事業所としてオープンしたカフェルント。上のメニュー表のデザインは、就労者が特技を生かして描いた=伊万里市立花町

オープニングセレモニーでテープカットする関係者=伊万里市立花町のカフェルント

■共生の場目指しUD仕様

 伊万里市立花町に障害のある人が自立を目指して働く飲食店「カフェルント」がオープンした。あらゆる人が利用しやすいユニバーサルデザイン(UD)を取り入れ、地域の人が誰でも気軽に集い、くつろげる店づくりを進めていく。

 社会福祉法人たちばな会(小寺大誠理事長)が運営する就労継続支援A型事業所「チョボラ伊万里店」の店舗。障害者就労は定員10人で、隣接する養護老人ホームの清掃管理業務委託と合わせ現在計6人が勤めている。6日にお披露目会を開き、行政関係者ら約50人が開店を祝った。

 ルントはドイツ語で「輪」の意味で、人と人がつながり、共生の場となる店を理想とする。障害者は接客や調理補助に従事し、コミュニケーション能力などのスキルを上げることで、一般企業への就業支援につなげる。接客担当の金武洋美さん(40)は「最初は戸惑いも多かったけど、お客さまとコミュニケーションを取れるようになった。経験を積み、自立に向けて頑張りたい」と張り切る。

 車いすも利用しやすく、コーヒーカップなどにもユニバーサルデザインを採用した。キッズスペースや間仕切りによる個室も備える。おしゃれでくつろげる空間は「誰もがこんな店で働きたいと思えるように」との思いがこめられている。

 ランチメニューは日替わり弁当(700円)など。おすすめはスパゲティーミートソース(680円)とルントオムライス(850円)。スイーツやケーキも楽しめる。開店時間は午前11時~午後6時(日曜定休)。場所は立花小学校前から立花台入口交差点方面へ約500メートル。

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