鈴田由紀夫館長の案内でヨーロッパに輸出された有田焼などを見学する参加者=有田町の県立九州陶磁文化館

陶祖李参平の碑の前で有田焼の歴史などを説明する十四代金ケ江三兵衛さん(右)。中央は朴鎭雄駐福岡韓国総領事=有田町の陶山神社山頂

 韓国の朴鎭雄(パクジンウン)福岡総領事と佐賀・福岡両県の県民ら約40人が13日、有田町の県立九州陶磁文化館や、現在の韓国公州(コンジュ)市出身で日本で初めて磁器を作った陶祖李参平の碑などを訪れた。日本の焼き物の誕生に朝鮮半島が果たした役割などを学び、「九州の中の韓国」に触れた。

 福岡総領事館が、日本と韓国の交流の歴史を多くの人に知ってもらおうと企画した。一行は、九州陶磁文化館では鈴田由紀夫館長とともに柴田夫妻コレクションなどを見学。鈴田館長が「有田焼、唐津焼ともに技術的なルーツは韓国にある」と解説した。また、李参平の子孫の十四代金ケ江三兵衛さんが、日本初の磁器の原料となった陶石を採掘した泉山磁石場などを案内した。

 朴鎭雄総領事は「焼き物を通して互いに関わり合った歴史や文化を知ることができた。これからも絆を深めていきたい」と市民レベルの交流拡大に期待した。

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