4月に推定18歳で死んだ会津鉄道芦ノ牧温泉駅の初代ネコ駅長「ばす」

 日本でペットとして飼育されるイヌとネコの平均寿命が2014年時点で、13・2歳と11・9歳でそれぞれ過去最高だったことが14日、東京農工大と日本小動物獣医師会の大規模調査で分かった。ワクチン接種の普及などで感染症対策が進んだことなどが理由。25年間でイヌは1・5倍、ネコは2・3倍に延びたとしている。

 近年、室内飼いが増え、餌や医療環境も大きく改善したことも長寿命化に貢献した。同大の林谷秀樹准教授(獣医疫学)は「ネコのワクチン接種率はまだ低く、寿命は延びる余地がある。飼い主もペットも高齢化するケースがますます増えるだろう」としている。

 調査は1990年、94年、02年に次いで4回目。全国192の動物病院で死んだイヌ5977匹、ネコ3288匹のデータから平均寿命を計算した。90年当時の寿命はイヌで8・6歳、ネコで5・1歳だった。

 分析に当たった同大農学部獣医学科6年の柳川春香さんによると、イヌは純血種(12・8歳)よりも雑種(14・2歳)が、ネコは雄(11歳)よりも雌(12・9歳)が長生きだった。

 感染症が死因となった割合は、イヌが90年の約30%から約2・5%と激減、ネコも同じく約25%から約12%に下がった。ワクチン接種率はイヌの約82%に対し、ネコは約54%だった。【共同】

このエントリーをはてなブックマークに追加