朝ドラでも紹介された直線裁ちを掲載した「暮しの手帖」の創刊号。右は初期の同誌で和紙の見本を貼り付けている

展示会を開くからつ夢バンクの(右から)小島雅明さん、起代世さん、浦元多美子さん

◆「とと姉ちゃん」の世界へ

 戦後から現在も続く家庭向け総合雑誌「暮しの手帖」の展示会が、17日から唐津市本町の旧唐津銀行で開かれる。昭和23(1948)年の創刊号から昭和の最終号まで170冊を展示。創業者をヒロインのモチーフにしているNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の世界を堪能できる。

 旧唐津銀行を現代に生かそうと活動している「からつ夢バンク」の主催。展示する雑誌は欠号もあるが、小島起代世代表(63)の義母で3年前に亡くなった秋代さん=享年90=が創刊号から定期購読し、保管していた。

 同誌は生活を豊かにするアイデアを次々に提供し、戦後女性に影響を与えてきた。秋代さんの次男雅明さん(65)は「母は台所の改修などで参考にしたようだ。懐かしむだけでなく、今も活用できるものもある」という。

 朝ドラでも描かれたように創刊号では着物を簡単に洋服に仕立てる直線裁ちを提案。夢バンクの浦元多美子さん(64)らが再現し、展示する。

 初代編集長の故花森安治氏の表紙絵を見るだけでも楽しい。影絵作家の藤城清治さんが創刊当初から連載し、雅明さんは幼少時に楽しみにして「心打たれた」と振り返る。会場には昭和のインテリアも飾る。

 入場無料。19日までの3日間で、午前9時から午後6時まで。問い合わせは同銀行、電話0955(70)1717。

このエントリーをはてなブックマークに追加