宮崎泰裕さん

◆色彩豊かな文様

 谷鳳(たにほう)窯は400年以上前から続く肥前の窯場の一つ、吉田皿屋があった嬉野市吉田に1977年に開いた窯です。窯主は宮崎祐輔さん(62)。長男の泰裕さん(32)は佐賀県展で芸術文化育成基金賞を受賞し、「めし碗(わん)グランプリ」や九州山口陶磁器展で入選するなど、将来活躍が期待される若手陶芸家の一人です。

 泰裕さんの作品は、釉裏紅(ゆうりこう)の「紅」、呉須(ごす)の「コバルトブルー」、鉄絵の具の「茶色」、銀彩の「銀色」などを駆使した色彩豊かな文様が特徴です。

 泰裕さんは「古代エジプトや日本の縄文時代の宇宙を感じる文様に惹(ひ)かれ、作品づくりに生かしたい」と話します。考案した文様で今この時代にこの器を作ったという意味を込め、「現想紋(げんそうもん)」と名づけたそうです。作品は皿、酒盃(しゅはい)、フリーカップなどの食器、香炉と多岐にわたり、精力的な作陶をしています。

 写真の作品は「現想紋鉢」で、色彩豊かな現想紋が施されています。直径は約50センチで、迫力ある作品です。11月23日から自宅ギャラリーで家族展を開催予定です。電話0954(43)9850。

(地域リポーター・二宮幸枝=江北町)

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