担架を6人ずつ協力して担ぎ、下山する参加者たち=太良町

 登山者の滑落事故を想定した救助訓練が10日、太良町の中山キャンプ場であった。救助用具の使い方や負傷者を担架で搬送する手順を参加者が確かめ、連携を深めた。

 鹿島、嬉野、太良の3市町の消防署や消防団、鹿島警察署などでつくる「多良山系等レスキューネットワーク協議会」から約130人が参加した。

 訓練では消防隊員が、持ち運びがしやすく、山岳での救助に便利な担架の扱い方を説明。キャンプ場から10分ほど登った地点で、負傷者役の隊員を担架に乗せた後、参加者は担架に固定した6本のストラップを1人ずつ肩に担いで歩き、交代しながら下山した。

 参加した太良町消防団の江川栄二さん(43)は「担架を担ぎながらだと歩きにくく、1人の救助でも多くの人間が必要だと実感した。いざという時は救助に行くんだという自覚ができた」と話した。

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