趣味の木工で三連水車の模型を作り上げた吉松さん=基山町小倉

◆町民会館で18日まで展示

 基山町の吉松経治さん(90)が福岡県朝倉市にある三連水車の小型模型を作成した。図面から書き起こし、数百個の部品も全て手作り。「三連水車の魅力をうまく表現できたのでは」と出来栄えに胸を張る。

 国鉄の機関士を約30年前に退職後、趣味の木工に打ち込んできた。机やついたてなど制作した作品の数は「とてもじゃないけど数え切れない」という。家族との旅行で見かけた三連水車に「筑後川の水路から田畑に水をくみ上げる姿に、昔の人の素晴らしい知恵を感じた」と感銘を受けて制作を思い立った。

 今年7月に現地に赴いて細かな仕組みを書き取り、2~3日かけて図面に起こした。水をくみ上げるおけは小さな木片にボール盤で一つ一つ穴をくりぬくなど、約2カ月を費やして細部まで作り込んだ。

 出来上がった模型は大、中、小の三つの水車が連なり、長さは約1メートル。18日まで基山町民会館で開かれている「高齢者趣味の作品展」に出品している。

 18日には、町内の経験豊かなシニア世代の知識とアイデアをまちづくりに生かす任意団体「SGK」が主催する親子もの作り教室の講師として、竹とんぼなど昔ながらの遊び道具の作り方を伝授する。吉松さんは「子どもたちにもの作りの楽しさ、面白さが伝われば」と語る。

このエントリーをはてなブックマークに追加