完成した青果物冷蔵保管施設。3棟のうち2棟は葉物野菜の鮮度を保つ加湿器も備えている=みやき町原古賀

■農家の所得向上に期待

 JAさがの青果物冷蔵保管施設が、三養基郡みやき町原古賀の東部地区中央支所南側に完成した。時期や気候の影響を受けやすい露地野菜の出荷量を調節し、加工用の安定供給や生産量アップを目指す。2018年に隣接地に建設を予定する野菜カット工場との相乗効果で、農家所得の向上や作付面積拡大につなげる。

 カット野菜を製造する子会社、JAさが富士町加工食品(佐賀市)は、大手コンビニやファストフードチェーンからの委託加工事業で生産ラインのフル稼働が続き、貯蔵施設も手狭になっている。今後も外食・中食産業で需要増が予想されるほか、露地野菜で収益をアップさせたいという生産者の要望も強く、建設に踏み切った。

 保管施設は全3室で、各室広さ300平方メートル、高さ5・9メートル。最大収容は合計で960トンを見込む。庫内は常時1~3度に保たれ、うち2室は鮮度を保持する加湿器を備える。総工費約2億2千万円は全額自己資本で賄った。

 落成式には、JAさがや関連会社から40人が出席。金原壽秀組合長は「生産農家が安心して契約栽培に取り組めるよう努力したい。物流拠点でもある鳥栖・三養基の特性を生かし、他県への出荷や、余力がある時期は他県産の受け入れも検討したい」と話した。

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