鳥栖-広島 後半17分、広島MF茶島(25)のゴールで3点目を失う=鳥栖市のベストアメニティスタジアム

■3点ビハインド響く

 両チーム合わせて31本のシュートが飛び交う乱戦となった広島戦。鳥栖は指揮官の退席処分というアクシデントにも見舞われ、今季最多の3失点を喫して敗れた。最後まで諦めずに2点を返したが、ビハインドの幅が大きすぎた。

 第1ステージ0-3で敗れ、「同じ轍(てつ)は踏まない」と強い決意で臨んだ守備陣。しかし、先制点こそ「変則的に揺れていた」(GK林)難しいシュートだったが、後半の2ゴールは簡単にパスをつながれて失点。林は「切り替えされたあとのポジション修正など、突き詰めていかなければ」と落胆した。

 最後まで落ちない運動量で「らしさ」は見せた。0-3から「攻めるしかない」とDF谷口が後半26分にセットプレーの流れから押し込み、その6分後にはMF金民友が左足でネットを揺らして1点差に追い上げた。しかし猛追もここまで。MF高橋は「取れなかったのは自分たちの力不足」と嘆いた。

 試合後、審判がピッチを後にすると、怒号のようなブーイングがスタジアム中にこだました。「きょうは全体的に審判と戦ったような感じ。ホームでこの判定は厳し過ぎる」とDF谷口は怒りを隠しきれなかった。ただ、ホームでは9試合ぶりの黒星で首位浦和との勝ち点差が7に広がり、優勝戦線からは大きく遠ざかった結果は覆らない。

 次節は指揮官の不在が決定的な上、豊田、カビルの両FWが累積警告で出場停止となる。この状況を打開できるか。「誰が出ても、やるべきことは同じ」と言い続けてきたイレブン。チーム力の真価が、最終盤で問われる。

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