準々決勝・トヨタ紡織九州-大崎電気 相手守備と競り合いながらジャンプシュートを放つLB田中大斗(中央)=東京都のエスフォルタアリーナ八王子

 ハンドボールの第68回日本選手権第4日は23日、東京都のエスフォルタアリーナ八王子で男女の準々決勝があり、日本リーグのトヨタ紡織九州レッドトルネード(神埼市)は同じ日本リーグの大崎電気(埼玉県)に27-33で敗れた。

 トヨタ紡織九州は前半、立ち上がりはGK岩下祐太の好セーブなどで競り合ったが、攻撃で相手の堅守を崩せず12-16で折り返した。後半は、相手の反則で数的優位に立つ時間帯もあったが、パスやシュートのミスが重なり、生かすことができなかった。

 男子は大崎電気のほか大同特殊鋼、トヨタ自動車東日本などが4強入り。女子は北國銀行など日本リーグ勢に加え、インカレ1位の大阪体育大が準決勝に駒を進めた。

    

■攻撃の精度に差

 トヨタ紡織九州レッドトルネードは、開始4分に勝ち越しを許してからは連係ミスが続き、大崎電気に地力の差を見せつけられた。

 年内最後のリーグ戦となった11月の大崎電気との試合では、GK岩下祐太を中心にした堅守で20-20と引き分けた。だが、この日はチームが課題とする攻撃面の精度で差を付けられた。

 歴代の日本代表選手を並べて安定したプレーを見せる相手に対し、拙攻を連発。3回戦で大学生相手には通用したパス回しも大崎電気の堅い守備に阻まれ、追い上げる展開となった後半は「反則を誘い数的優位をつくる」という思惑通りに試合を進めながらも、シュートの精度を欠いて、さらに点差を広げられた。

 石黒将之監督は「連係の質を攻守の両面で上げたい」としつつ、「個の力の差をどうやって埋めるのか。もう一度、確認したい」と話していた。

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