多彩なジャンルに出展者の力作が並ぶ会場=佐賀市の県立美術館・博物館

 県内最大の公募展「第66回佐賀県美術展覧会(県展)」が17日、佐賀市の県立美術館・博物館で開幕した。書、工芸、写真、彫刻、洋画、日本画、デザインの7部門の入賞・入選作385点(遺作1点含む)を展示。来場者は多彩なジャンルの作品に、一足早い芸術の秋を楽しんでいる。

 会場には7部門の最高賞(知事賞)の中から大賞に選ばれた田久保健一さん(68)=工芸、佐賀市=の「鉄釉線文花器」をはじめ、県内作家の力作がずらりと並ぶ。「鉄釉-」は優美なフォルムと白黒の模様が格調高くまとまる。

 また、日本画知事賞の前田美保さん(46)=有田町=の「九月の風に揺れて」は、穏やかな秋の農村の空気感が伝わってくる。各ジャンルそれぞれに見応えのある作品がそろう。 美術部の仲間と来場した江副矢勇(しゅう)さん(12)=城東中1年=は「いろんなジャンルがあって面白い。メッセージが伝わる」と多彩な展観を興味深く見て回った。

 県内の美術団体などでつくる実行委員会が主催。会期は25日まで。10月15日から23日は、唐津市近代図書館で巡回展示する(17日は休館)。観覧料は佐賀会場が大人300円、大学生200円。唐津会場が大人200円、大学生100円。いずれの会場も高校生以下と障害者は無料。

このエントリーをはてなブックマークに追加