乗り合いタクシーの出発式であいさつする有田・波佐見地域ストーリー協議会の小林善輝会長(中央)=西松浦郡有田町のJR有田駅前

 西松浦郡有田町と長崎県波佐見町を結ぶ「有田波佐見乗り合いタクシー」の運行が17日、始まった。来年3月5日までの土日・祝日に1日8往復、肥前窯業圏として日本遺産に認定された二つの焼き物の町を結び、観光関連の経済効果を狙う。

 両町の観光協会や、まちおこし団体などでつくる「有田・波佐見地域ストーリー協議会」が事業主体になる。両町のタクシー会社4社が共同で9人乗りのジャンボタクシーを走らせる。

 県境を挟んで隣接する両町間は、2000年に民間バス路線が廃止されて以降、公共交通手段がなく、観光客から代わりの移動の手だてを求める声が寄せられていた。事業費は750万円で、国の地方創生加速化交付金を充てる。

 第1便に合わせてJR有田駅前で行われた出発式では、協議会の小林善輝会長(波佐見町)らがテープカットをした。小林会長は「焼き物の町同士で連携し、地域の観光発展の出発の日にしたい」と期待した。

 タクシーに乗り込んだ北九州市の学生(20)は「焼き物に興味はあったけれど、交通の便を考えると足を運べなかった。ホームページで見つけて利用しやすそうだと思った」と話した。

 有田駅前と波佐見町の中尾山交流館を45分で結ぶ。乗降場所は有田町の陶磁の里プラザ、商工会議所前と、波佐見町の波佐見有田インターチェンジ、陶芸の館を含めて6カ所。乗り降り自由の1日乗車券大人1千円、小学生500円。問い合わせは有田観光協会、電話0955(43)2121。

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