佐賀大と崇城大の学生らの作品を展示する「SーYOUーGA展」=佐賀市の佐賀大美術館

 佐賀大と崇城大(熊本市)で洋画を学ぶ学生や卒業生、教員ら約60人が出品する「S-YOU-GA展」が17日、佐賀市の同大美術館で始まった。両大学の洋画の伝統が切磋琢磨(せっさたくま)し、洋画の多様性を示す展観となっている。22日まで。

 学生、卒業生のほか佐賀大学からは小木曽誠准教授、崇城大からは有田巧教授、熊谷有展教授も作品を展示している。小木曽准教授の「光の道」は50号の油画で、尾瀬に立つ少女に優しい光が差す。

 イラスト的な画風から写実的な作品まで幅広い画風が楽しめる。光武美沙希さん(崇城大卒)の「キズ」は、熊本地震のトラウマ(心的外傷)を自覚しながら自画像はイラスト的な描写で、震災後の自分の心象風景を描き出している。

 ほかにも台所の日常的な風景を鮮やかな色彩で切り取った作品や、神話に着想を得たユニコーンの絵などモチーフも多岐に渡っている。

 童話をモチーフにした「アリスはアリスの夢を見る」を展示している佐賀大学大学院1年の藤井佳奈さん(23)は「別の大学の作品を見て新鮮でおもしろいなあと感じた。佐賀大と崇城大がともに刺激し合う感じで、対バン(共演)しているみたいです」と話した。同市の画廊「憩ひ」でも作品を展示している。

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