研修会の後半では、参加者同士で対象者との面談を想定したロールプレイングが行われた=佐賀市の東与賀農村環境改善センター

 保護司が保護観察の対象者との向き合い方を学ぶ自主研修会が2日、佐賀市の東与賀農村環境改善センターであった。県内の保護司約100人が、定期的に行う面談で生かすことができる対話の方法を実践して学んだ。

 社会生活の中で人と上手に付き合う話し方や振る舞いを身につける訓練方法「SST(ソーシャルスキルズトレーニング)」を知ってもらおうと、佐賀地区保護司会が主催した。

 保護司は非行や罪を犯した人を地域で守り、立ち直りにつなげるボランティアとして、月に2~3回対象者と会って対話する非常勤の国家公務員。研修では、SST普及協会佐賀県世話人代表の小松洋平さんが、対象者との面談時に大切なこととして、本人の相談内容に応じて電話などの場面を想定した練習を行うことを紹介。良いところを間髪入れずに褒めることが大事だとし、「練習したことを実生活で実践する機会を一緒に考えて決めると行動に移しやすい」とアドバイスした。

 その後、参加者が3グループに分かれて、職場であいさつを無視されると悩んでいる対象者を想定した面談を実演して学びを深めた。保護司になって1年になる参加者の60代男性は「これまでスムーズにやりとりできない時もあったが、共感して寄り添うことが大切だと分かった」と話した。

このエントリーをはてなブックマークに追加