野生ザルをタカで追い払う実証試験に協力する鷹匠=大分市

 大分市は、畑の農作物などを荒らす野生ザルをタカで追い払う実証試験を行った。市は先月、ふん害で悩むムクドリの撃退でも天敵のタカを使い、一定の効果があったとしている。昨年度のサルの被害額は1180万円に上るだけに、今回もタカの威力に期待している。

 実験は、高崎山の麓の田ノ浦地区で実施した。ムクドリの際と同様に武雄市の鷹匠(たかじょう)が協力。午後2時すぎ、畑近くの木が生い茂った場所にサルが10匹ほど現れ、狩猟用の犬を連れた鷹匠が腕に止めたタカで威嚇すると、サルは「キャーキャー」と鳴きながら逃げていった。市によると、被害をもたらすのは野生のニホンザルの餌付けで知られる高崎山自然動物園のサルではないという。

 これまで爆竹や花火を使って追い払うなどしたが、効果がなかった。市の担当者は「タカを怖がって現れないようになれば」と話した。

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