不倫関係にあった男性の自宅での犯行だった。7月上旬の午前2時すぎ、玄関ドアや車2台の窓などガラス計10枚(修理見積額約111万円)を割った40代女性被告。男性に突然別れを切り出され、「理由を聞きたかった」。法廷の証言席で動機を明かした。

 付き合って2年半。後ろめたさで自身から何度も別れ話を持ち出したが、「別れたくない」「離婚するから」と言われ、ずるずると交際を続けた。女性宅で一緒に住み、結婚を誓う指輪をもらった。男性が記入した婚姻届もあった。

 普段と変わらず仕事を終えて帰宅すると、男性の荷物が消えていた。「愛しているが、家を出ることにした」。置き手紙を読んでも訳が分からない。連絡は全く取れなくなり、説明を求めて自宅を訪ねた。呼び鈴にも応答がなく、不安がどんどん募った。「大きな音なら気付くはず」。その一心で犯行に及んだ。

 われに返って事態の深刻さに気付き、その場を立ち去った。帰りの車中、男性との交際時に断っていた覚醒剤に再び手を染めた。法廷では「厳重処罰を望んでいます」という男性の供述調書が読み上げられた。(判決=懲役1年8月)

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