サッカー・J1サガン鳥栖-鹿島アントラーズ 後半、鹿島FW大迫勇也(右)と競り合う鳥栖DF坂井達弥=11月23日、茨城県の県立カシマサッカースタジアム

 「1試合結果を出すだけではスタメンは勝ち取れない。それを続けないと」―。第30節・C大阪で完封したDF坂井達弥選手は自信をつかみ、その後も言葉通りの活躍で強豪の猛攻を抑え続けた。手応えを徐々につかみ始めた坂井選手は「試合に出られる喜びを感じながらやれている」と話す。

 シーズン序盤は、出場の機会に恵まれながらもなかなか結果を残すことができなかった。さらに夏場にはDF菊地直哉選手が加入し、ベンチを外れることが多くなった。「じれったく、もどかしい時期だった」。

 けが人が相次いだ終盤に守備陣の選手起用が厳しくなり、試合に飢えていた坂井選手に三度チャンスが巡ってきた。C大阪や鹿島など優勝争いを続けるチームとの厳しい対戦が続いたが、坂井選手は日本代表FW柿谷、大迫両選手とも互角に張り合い存在感を示して、チームは4連勝した。敵地での最終戦・甲府戦は引き分けに終わったものの完封でリーグ戦を終えた。

 プロの厳しさを経験し一皮むけ、来季はプロ2年目を迎える。坂井選手は「先輩たちに甘えてばかりはいられない。チームを引っ張れるような声出しやプレーができるようにしたい」と決意を口にした。(小部亮介)

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