初の海外大会となる、スポーツクライミングのアジアユース選手権と世界ユース選手権へ向け練習する鶴本直生選手=多久市の多久高校

 スポーツクライミングの鶴本直生選手(15)=多久高1年=が、27日から30日までイランのテヘランで開かれるアジアユース選手権に出場する。11月には、中国・広州で開催される世界ユース選手権にも出場予定で、初の海外遠征に「予想がつかないが、雰囲気にのまれず上位を目指したい」と意気込んでいる。

 出場するのはユースB(2001、02年生まれ)の年代で、ロープを使って壁登りの高さを競う「リード」と、ロープなしで登る「ボルダリング」の2種目。鶴本選手は5月の日本ユース選手権ボルダリング競技大会で2位。リード競技で争う8月のJOCジュニアオリンピックカップ大会では優勝を飾り、アジアと世界の両大会の出場権を獲得した。

 幼い頃は兄とともに柔道に励んでいたという鶴本選手。小柄で軽量だったため柔道では目立った活躍はなかったが、練習での綱登りは得意だったという。

 転機が訪れたのは小学3年生の秋。多久高校でスポーツクライミングを体験し、上手に登れたことから、当時同校に勤務していた父親に勧められ本格的に取り組んだ。以来7年間、徐々に力を付け、中学では全国大会で一桁順位になり、今年は表彰台に手が届くまでになった。

 当初から指導に携わってきた多久高の樋口義朗監督は「バランス感覚が良く、指の持久力も高い」と評価する。アジアユースの直後は岩手国体が控えるなど多忙な日程だが、鶴本選手は「悔いのないよう、楽しみながら自分の登りをする」と健闘を誓った。

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