鍋島直正公の銅像の原型を前に解説する制作者の德安和博・佐賀大教授=佐賀市川副町のミゾタ川副事業所倉庫

◆2017年2月に完成予定 本丸歴史館

 佐賀藩10代藩主・鍋島直正(1814~71年)の生誕200年を記念し、佐賀市の佐賀城本丸歴史館北側に建てられる直正公銅像の原型が完成し、同市川副町のミゾタ川副事業所倉庫で23日、公開された。

 再建する銅像は衣冠束帯の立ち姿で高さ約4メートル。佐賀藩ゆかりの反射炉をイメージした台座・基壇を合わせると高さは約8・5メートルとなる。銅像の原型は佐賀大学芸術地域デザイン学部の徳安和博教授が担当した。

 この日は徳安教授が関係者や報道陣ら20人を前に、約1年をかけて制作した銅像原型や工程について解説した。徳安教授は粘土で像の原型を作った後、石膏で型取りし、FRP(繊維強化プラスチック)を流し込んで成形している。「遠目から見ても、足下から仰ぎ見ても本人に似ているようにするのに苦心した」と話している。また直正公の表情については「西洋の先進文化を導入した長崎を通し、世界を見つめる姿をイメージした」という。

 銅像原型は継ぎ目やバランスなどを修正した後、11月初旬に富山県高岡市の鋳造会社に送り、来年2月に完成する見込み。

 官民の有志でつくる「鍋島直正公銅像再建委員会」が昨年7月から募金を募り、約1億4千万円が集まった。1億円を建設費にあて、残りは全額県に寄付する。

※佐賀新聞紙面ビューア(http://www1.saga-s.co.jp/viewer/plan.html)に動画。

このエントリーをはてなブックマークに追加