淡泊であっさりとした鶏ガラスープで鶏肉・白菜・しいたけ・春菊を炊く恵屋の「水炊き」(一人前1800円)は、特製ポン酢に付ければ酸味がきゅっと素材の味を引き締める。ほのかに感じる鶏ガラの風味が具材をまろやかに包み込む。

 スープは鶏ガラとショウガだけを10時間かけて煮込み、鶏の旨みがしっかりと染み出す。出た脂を取り除いた、きれいな薄白濁のスープはさらりとした舌触り。ショウガの効果でだんだん胃の中からぽかぽかと温まる。浅見信彦店長(52)は「スープを味わってほしい」と、具材を鍋に入れる前にそのまま飲むことを勧めている。塩を入れて飲むと鶏ガラの風味がぐっと深まりやみつきになる。

 具の鶏肉は、身の柔らかさと弾力を残すために事前に長時間かけてスープで湯通しし、味を染みこませる。シメのラーメンは、鶏肉や野菜のうまみでさらに深みを増したスープに、しょうゆベースのタレを好みで足して食べる。

 水炊きは単品のほか、刺身やラーメン、デザートをセットにした「吉コース」(3200円)がある。

▽佐賀

=さが食べある記=

店名  恵屋
住所  佐賀市白山2-2-20(えびすFM角から西に30メートル)
営業時間  18時~23時
定休日  不定休
電話  0952(23)2523
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