住民の質問に答える九州防衛局の市川企画部長(中央)ら=佐賀市川副町の南川副公民館

 佐賀空港へのオスプレイ配備計画を巡り、九州防衛局は24日、空港が立地する佐賀市川副町の南川副校区で住民説明会を開いた。騒音や周辺の農作物への影響、墜落事故への懸念を訴える意見が相次いだ。住民説明会に川嶋貴樹局長が出席していないことに対し、「町民軽視」の声も上がり、防衛省側の姿勢を批判する意見も目立った。

 説明会には約120人が参加した。他校区での説明会と同じ資料で市川道夫企画部長が説明した後、住民の質問に答えた。

 空港周辺で耕作している複数の住民が、「弾薬庫が近くにあると怖い」「オスプレイが出す熱風が農作物に影響を与えるのではないか」など影響を懸念した。市川部長は弾薬庫周辺に盛り土をしたり、住居から一定の距離を取ったりするなどの安全措置を講ずることを説明した。農作物への影響は、「データは持っていないが、影響は大きくないと考えている」と述べた。

 防衛省の姿勢を問う意見も目立った。住民説明会に川嶋局長が出席していないことや住民説明会の実施回数が少ないことを疑問視し、「川副町民を軽視しているのではないか。本来なら川嶋局長が説明するのが責務だろう」「防衛省はこの計画にどこまで本気なのか分からない。地元が混乱するだけなので、撤回してほしい」などの厳しい声が上がり、参加者からは拍手が起きた。

 このほか、オスプレイのデモ飛行や要望に応じて説明会を実施することを求める意見が出た。市川部長は自治会側から要望が出れば説明会を実施する考えを伝えた。九州防衛局は10月2日までに残り2校区で説明会を開く。

=オスプレイ配備の先に=

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