ちらほらと八重の花を咲かせるサクラ。その向こうでは、農家が稲刈りにいそしむ=嬉野市嬉野町吉田

 嬉野市嬉野町吉田の吉田川沿いにある空き地で、1本のサクラの木が見頃を迎えている。樹高約3メートルと小さいが100余りの花を付け、地域住民の目を楽しませている。

 実は、春と秋の年2回咲く品種だそう。花びらはソメイヨシノのような薄桃色だが八重で、花数が少なくても目を引く咲きぶり。周囲に広がる田んぼのあちこちでは黄金色の稲が刈られ、所々に真っ赤に咲く彼岸花。そんな秋の主役とともにひっそりと季節を彩っている。

 約10年前、ここにサクラを植えることを地域に提案した山口敏寛さん(68)=同町吉田=は「10月初旬頃まで楽しめると思う。例年なら今時分から咲き始めるが、今年は気候が良かったのか、約1カ月前から少しずつ咲きだした」と語る。サクラは万財橋の下流約200メートルの左岸にある。

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