理学療法士の指導で、手首とひじの柔軟性をチェックする少年野球の選手たち=伊万里市の黒川小学校

■「高校で全力プレーして」

 学童(少年)野球の子どもたちに「野球ひじ」などのスポーツ障害予防を知ってもらう講習会が24日、伊万里市の黒川小学校で開かれた。専門家の指導で、選手約80人がひじの障害の有無や柔軟性をチェックし、正しいストレッチの方法を学んだ。

 市が高校野球の支援に取り組む「甲子園プロジェクト」の一環。小学生でひじを故障し、高校で再発する選手も多く、「将来の競技力向上は、けがで野球を諦める選手を出さないことが重要」と考え開いた。初回は黒川小で開かれた市東部地区の大会に出場した5チームを対象に実施し、今後は市全域に広げる予定。

 高校野球のトレーナーも務める中野整骨院の中野敏裕院長(51)と、伊万里・有田地区の理学療法士8人が協力し、腕を曲げ伸ばしした際にひじに痛みやゆがみがないかを確認。保護者もマッサージの方法や障害早期発見のヒントなどのアドバイスを受けた。波多津少年の主将、古賀一徳君(6年)は「すごく勉強になった。けがをせずに野球を続けて将来はプロを目指したい」と瞳を輝かせた。

 柔軟性のチェックでは、体が硬い子どもも目立った。中野院長は「高校で思い切り野球をさせてあげたい。少しでも違和感を感じたら、すぐに専門家に見せるべきだ」と話していた。

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