拳銃を示して現金を要求する強盗犯役の署員(中央)=鳥栖市の佐賀銀行鳥栖支店

 佐賀銀行鳥栖支店で22日、強盗への対応訓練があった。1人が暴れて周囲の気を引く内に、仲間がひそかに拳銃で窓口の職員を脅して現金を要求するという「巧妙な」手口。犯人の特徴を素早く押さえ、迅速に通報するなど不測の事態への対応手順を確認した。

 鳥栖地区金融機関防犯協議会が鳥栖署の協力を得て開き、鳥栖、三養基地区の金融機関46店舗から約50人が参加した。

 訓練では鳥栖署員が不審者役となり、液体の入ったペットボトルを持って窓口に押しかけた。「融資の件で話がある。支店長を出せ」と怒鳴って耳目を集めた。その間に共犯のサラリーマン風の男が「拳銃を持っている。500万円用意しろ」と書いたメモを窓口の職員に示して脅迫。現金を受け取ると不審者役と足早に逃走した。

 訓練内容は銀行側に知らされていなかった。同署生活安全課などによる講評では、「現金を小分けに渡すなど時間を稼いで」「上司に報告していたが、危害を加えられる恐れがある」との指摘があった。古川淳一支店長は「今まで以上に警察との連携を密にし、さまざまなケースを想定した体制を整えたい」と話した。

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