伝統の鼓型しめ縄作りに励む「佐賀ん町屋ば甦らす会メンバー=佐賀市松原の新馬場会処・井德屋

■地域グループが技法伝える

 江戸時代の佐賀藩邸に飾られた鼓型しめ縄の伝統を受け継ぐ正月飾り作りを、地域活性化グループ「佐賀ん町屋ば甦(よみがえ)らす会」の会員らが続けている。作り始めて11年、ユニークな形が話題となり今では予約が入るまでに。例年約300個を手作りする。

 鼓型しめ縄は江戸時代、鍋島藩が島原の乱で受けた謹慎処分を大みそかに解かれ、急きょあり合わせの米俵などで完成させたものが起源とされている。余計な装飾のない造形の面白さが新鮮に映るのか、近年人気が高まってきている。

 同会は毎年11・12月の月・木曜午後7~10時、同市松原の新馬場会処で製作活動をしている。多いときは10人前後が集うが、会員の高齢化で量産がままならず、技術の継承にも不安を抱えている。同会の川松広栄会長(84)は「伝統のしめ縄が県内に広まり、次世代へ受け継がれてほしい」と話し、担い手となる県民の参加を呼び掛けている。

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