嘉瀬川水系河川整備計画を点検した懇談会=佐賀市の武雄河川事務所佐賀庁舎

 武雄河川事務所が管理する嘉瀬川の整備計画や河川改修事業を点検する学識者懇談会(委員長・渡邊訓甫佐賀大名誉教授、7人)が27日、佐賀市で開かれた。昨年9月の関東・東北豪雨を踏まえ、水位が上昇しやすい場所は堤防に越水対策を施すことが報告された。

 約20年間の河川整備の目標や内容を示した「嘉瀬川水系河川整備計画」を2007年度に策定、3年に1回点検している。国交省の新ビジョンに基づき、堤防をアスファルトやコンクリートで補強し、越水時に崩れにくくする対策を計12・3キロ、約6億3千万円をかけて手掛ける。

 国の基準を満たす堤防の整備率は、計画策定時の約40%から昨年末時点で約70%まで上昇した。当面の5~7年間は佐賀市の徳万、尼寺、荻野地区の堤防などを整備していく。

 委員からは「有明海沿岸道路では熊本地震と大雨で盛り土が崩壊した。調査した委員会の結果も参考にして」などの意見が挙がった。

 武雄河川事務所管理の六角川、松浦川に関する学識者懇談会は来年度実施する。

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