代表質問で安倍首相の政権運営をただす民進党の大串博志政調会長=衆院本会議場

■首相の政権運営ただす

 民進党の大串博志政調会長=比例九州=が27日、衆院本会議場で代表質問に立った。野田佳彦幹事長に続く民進党の2番手として、アベノミクスや環太平洋連携協定(TPP)の承認、安保法制といった安倍晋三首相の政権運営を批判した。提案を重視する新執行部の政調会長としてのデビュー戦で、「これからも具体的な提案をし、政権を担える政党として信頼を勝ち得ていく」と宣言した。

 大串氏は30分間、与党の激しいやじと野党の拍手の中で登壇した。冒頭、新閣僚らの口利き疑惑や被災現場でのおんぶ視察、速度違反といった不祥事を列挙し、首相の任命責任を問うた。

 アベノミクスに関しては「円安に誘導し、公共事業をやれば景気は良くなるという成長期の日本なら通用した古いタイプの政策」と切り捨て、「子育てや雇用、老後の不安を取り除き、安心することで消費を喚起し、経済成長を生み出す『安心の好循環社会』をつくる」と力説した。

 「アベノミクス対案となる社会モデルを示したかった」と質問の狙いを語り、安倍首相の答弁には「真摯(しんし)に答えず、はぐらかしていた」。「与党案に比べ、雇用政策など民進党には抱負な積み上げがある。国会の論戦を通して対案、提案をぶつけていく」

 本会議後、蓮舫執行部で初の「次の内閣(NC)」会合に臨んだ。党の政策決定を担う場で、「官房長官」となる大串氏は冒頭のあいさつを任され、「熟議し、結論を出し、一致した行動を取る。そんな組織型の政調を目指す」と述べた。

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