10月1日に始まるプロジェクションマッピングに向けて準備が進む唐津城。26日夜には、投影位置や角度のテストが行われた

■城壁、石垣に風景や曳山

 50周年の目玉事業として行われるのが、屋外では唐津初開催となるプロジェクションマッピング。唐津城南側の城壁と石垣の上部に、高さ27メートル、幅18メートルにわたって唐津の美しい風景や文化、市民の誇り唐津くんちの曳山(ひきやま)を映し出す。

 唐津市のIT関連業「クリエイティブヤマト」(江頭紘一社長)と、5年前にJR門司港駅舎への映像投影で話題になった九州大学大学院芸術工学研究院の金大雄研究室が合同で手掛ける。

 映像は2部構成で、1部は唐津城のフジなど四季の魅力を紹介する。2部は、「唐津神祭行列図」を基にCGを作成。曳山が命を吹き込まれたかのように動き出し、城壁を走ったり、ほえたりするという。

 8月から学生21人が制作に取りかかり、唐津城の10分の1サイズの模型も作って準備を進めてきた。26日夜には初めて実際の城壁にテスト投影。やぐらを組み立て、高さ10メートルの位置から窓の位置などを再確認し、投影角度や音量などを細かく調整した。本番は4台のプロジェクターを使用し、市によると城付近や東城内駐車場、城内橋などから映像を楽しめるという。

 金大雄准教授は「建造物の一面だけを使うことはあまりなく、立体感を出すのは難しい。“面白さ”を期待している人には物足りないかもしれないが、観光客だけでなく地元の人にも楽しんでもらえるものになったのでは」と話す。

 開催日は10月の毎週金、土曜の午後8時から約10分間。観覧無料。荒天時は中止の場合もある。問い合わせは唐津市観光課、電話0955(72)9127。

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