厚生労働省は28日、2014年度に病気やけがの治療で全国の医療機関に支払われた医療費の総額(国民医療費)が、前年度比7461億円増(1・9%増)の40兆8071億円だったと発表した。国民1人当たりでは6400円増(2・0%増)の32万1100円で、いずれも8年連続で過去最高を更新した。

 高齢化が進んだことや、医療技術が進歩して治療費が膨らんだのが主な要因。国民医療費が国民所得に占める割合は11・2%だった。年齢別では、65歳以上の医療費は23兆9066億円で、全体に占める割合は前年度比0・9ポイント増の58・6%となり、過去最大だった。

 医療費を賄う財源の内訳は、国民や企業が負担する保険料が19兆8740億円で全体の48・7%。患者の自己負担は4兆7792億円で11・7%、国と地方を合わせた公費は15兆8525億円で38・8%だった。

 診療種類別では、医科診療が29兆2506億円で全体の71・7%。薬局調剤は7兆2846億円、歯科は2兆7900億円だった。

 国民医療費は、保険診療の対象になる病気やけがの治療にかかった費用の推計。保険外の診療や健康診断、正常な出産などの費用は含まれない。【共同】

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