手拍子とともにみんなで歌う「歌声喫茶」の来店者=武雄市の中村屋

■懐メロ生演奏 声合わせ

 武雄市武雄町の喫茶・雑貨「中村屋」で24日、1時間だけの歌声喫茶が開店した。老若男女約20人が懐かしの名曲から最近のヒット曲まで、生演奏の電子ピアノで声をそろえ、歌を通じて一つになった。

 店主の中村優子さん(67)が、佐賀と長崎の窯業圏周遊バス「ぐるぐるひぜん」の協賛イベントとして初めて企画した。「若い頃に通った」という人やたまたま店を訪れた観光客らが店を埋めた。

 文部省唱歌の「虫の声」や「高校三年生」「学生時代」など懐かしい歌謡曲をはじめ、「あの素晴らしい愛をもう一度」などのフォークソングなど準備された歌は約30曲。誰かがリクエストし、歌詞を見ながらみんな一緒に歌った。

 手拍子が自然に生まれたり、上半身を揺らしてリズムをとったり。カラオケでは味わえない生演奏を堪能しながら、かみしめるようにしみじみと歌う姿もあった。高くて声が出ず「きつか~」の声には笑いで沸いた。

 東京の歌声喫茶に出掛けていたという女性(70)は「当時はロシア民謡が中心だった。今の歌もあり、音程も合わせてもらえて楽しかった」と笑顔を見せた。女性の親子連れは「上手、下手なく一緒に歌えるのがいい。またやってほしい」といい、中村さんは「求めがあれば、またやりたい」と話していた。

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