「県産麦のうま味を楽しんで」と一番搾り佐賀づくりをアピールする青柳憲二さん=福岡県朝倉市のキリンビール福岡工場

 キリンビールは、全国47都道府県ごとに展開している「一番搾りプロジェクト」で、佐賀県版の「一番搾り 佐賀づくり」を10月12日に発売する。三養基郡基山町出身で福岡工場(福岡県朝倉市)で醸造を担当した青柳憲二さん(46)は「県民に喜んでもらえる正統派のビールができた。県産麦のうま味を存分に楽しんで」と呼び掛けている。

 青柳さんは基山中-鳥栖工高卒。横浜工場が振り出しで、25歳の時に福岡工場に転勤し、一貫してビールづくりに取り組んできた。仕事柄、生産者と交流する機会も多く、「いつかは佐賀の原材料をふんだんに使ったビールを作ってみたい」と考えていたという。

 「佐賀づくり」は県産ビール大麦を100%使用。色合いを出すカラメル麦芽も通常のヨーロッパ産でなく、県産麦をローストしたものを使い、佐賀平野の麦秋をイメージさせる黄金色を表現することに成功した。

 8月下旬に福岡工場で実施した「麦芽投入式」には佐賀市川副町の生産者らも参加。青柳さんは「生産者の苦労を知っているだけに、製品化できたことは感無量」と喜ぶ。「佐賀づくり」は県内の酒販店、スーパー、コンビニで購入できるほか、県内の飲食店約600店で味わえる。

このエントリーをはてなブックマークに追加