「世のオッサンたちは、女性と対等な関係になることを恐れている」と指摘した谷口真由美さん=佐賀市文化会館

 差別と人権を考える佐賀県民集会が30日、佐賀市文化会館で開かれた。大阪国際大学准教授で「全日本おばちゃん党」代表代行の谷口真由美さんが講演し、「多数派にとっての常識が少数派にとってもそうなのか、疑ってみることが大切」と問い掛けた。

 同党は、男性中心社会のおかしな点に「おばちゃん目線」で問題提起するインターネット上のグループ。

 谷口さんは「人口の半分は女性なのに、物事を決める場所に女性がいないことに違和感を覚えてほしい」と述べ、国会議員の女性の割合が1割しかない現状を批判した。その上で男性に対し、「独善的で、上から目線で、悪いことがあっても謝らない『オッサン』ではなく、弱い人や少数派にも配慮できる『おっちゃん』になり、一緒に社会をよくする仲間になって」と呼び掛けた。

 部落解放・人権研究所(大阪市)の谷川雅彦所長も講演し、「企業による身元調査など部落差別は今なお続いている。それどころか、ネットの世界では深刻化している」と指摘、衆議院で審議中の部落差別解消法案の早期成立を訴えた。

 集会は部落解放・人権政策確立要求県実行委員会が開き、企業や行政、学校関係者ら約1500人が参加した。

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