秀島敏行市長がJR佐賀駅南のコンベンション整備の見送りを説明した30日の佐賀市議会全員協議会。市議からはコンベンションの必要性を疑問視する見方はあったものの、「公約違反」を追及する声はほとんど上がらなかった。

 市はJA佐賀市中央の複合ビル図面などを基に経緯を説明した。ビルは地下1階、地上8階で延べ床面積は約3万6千平方メートル。中核となる大型店が1~7階を占め、ほかに金融、オフィス、会議室などが示されていた。この大型店の参画見送りを、9月15日にJAから伝えられたことを決定打の一つに挙げた。

 市議は「大型店が入ることが市の条件だったのか」「JAとの協議が再開して、再び市がコンベンション整備をする可能性は」とただした。秀島市長は大型店入居は条件ではないとし、複合ビルへの施設整備には慎重な姿勢を示した。コンベンション施設に関し、市議から「九州内の他都市でコンベンションが整備され、競争は激化している。コンベンションホールがどれだけ求められているか」と疑問が投げ掛けられる場面もあった。

 1時間にわたる全員協議会後、ある議員は「コンベンションの必要性に疑問を持っている議員は少なくない。公約違反だとしても、白紙撤回の判断を支持する議員の方が多いのでは」と理解を示した。

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