器を提供した5氏を代表して感謝の言葉を述べる井上萬二氏(左)=西松浦郡有田町の「ユージアム アリタ」

 焼き物王国佐賀を代表する人間国宝(重要無形文化財保持者)ら5氏の器で食事を提供する西松浦郡有田町の期間限定レストラン「USEUM ARITA(ユージアム アリタ)」が25日、営業を終了した。111日間の期間中、延べ約1万5千人(1日平均135人)が、「究極の器」で味わう料理を楽しんだ。

 営業終了後にあったセレモニーでは、山口祥義知事が「佐賀の器と食を使い、多くの人の記憶に鮮烈に残る企画となった。焼き物を後世に伝える方策を今後も考えたい」とあいさつ。器を提供した5氏を代表して人間国宝の井上萬二氏が「器は使われて輝く。これからもこのような場をつくってほしい」と感謝した。

 ユージアムは佐賀県が有田焼創業400年を記念して開設した。器は人間国宝の井上氏、中島宏氏、十四代今泉今右衛門氏と、「三右衛門」と称される十五代酒井田柿右衛門氏、十四代中里太郎右衛門氏が制作。県産の旬の食材を使った料理を提供した。

 来場者は約半分が県内在住者で、北海道や東京などから訪れた人もいた。当初は11月までの予定だったが、連日満席だったことから、25日まで営業期間を延長していた。

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