2時間6分24秒の9位でゴールする鳥栖工のアンカー森智哉=京都市の西京極陸上競技場

 鳥栖工は1区で好位置につけ、後続も手堅い走りで9位とした。

 1区井手が終盤まで先頭集団について10位でたすきリレー。2区で11位、3区で14位と順位を落としたが、4区吉武が積極的なレースで区間7位と奮闘。再び10位に戻し、5区の1年生西久保が力強い走りで順位を守った。6区米野は終盤の競り合いを制して1人かわし、アンカー森も先行のランナーを追ってそのまま9位でゴールした。

 持てる力を大舞台で存分に発揮した。鳥栖工が総合力でしぶとく上位をキープし、入賞ラインの8位に14秒差まで迫る9位。3大会連続で9位をマークして以来3年ぶりの1桁順位に、10位台を目標に掲げていた古川昌道監督は「区間の配置がうまくいった。10位以内は御の字」と喜んだ。

 昨年は1区で出遅れたが、今回はエース井手孝一が無理にせめず先頭集団の後ろにつき、10位で流れをつくった。苦戦を想定していた2区三俣友作と3区橋口魁杜も健闘し、後退を最小限に食い止めた。

 勝負どころの4区は吉武佑真が区間7位と攻め、再び10位に。不調だった県大会、九州大会を受け、レース終盤にペースを上げる練習に取り組んだことが実を結んだ。

 実力のある選手が結束していた上級生から引き継ぎ、当初まとまりに欠けた現チーム。古川監督から「過去最低のチーム」「このままでは都大路に出られても30位台」と厳しい言葉をかけられたこともあったという。

 だがそこから、選手たちはレギュラー、補欠を問わず3年生を中心に練習への姿勢や日常生活などを正し、チームを建て直した。そして、県大会以降、調子を徐々に上げてきた。

 ただ、あくまで8位以上を目指してきた選手たちには悔しさも残った。主将の井手は「もっと力を磨いて来年頑張ってほしい」と、入賞の夢を後輩に託した。

 【鳥栖工の区間成績】

区間(距離)     選  手   区間成績       累  計

1区(10キロ)    井手 孝一   (10) 29分50秒

2区(3キロ)     三俣 友作 (29) 8分34秒  (11)  38分24秒

3区(8.1075キロ)橋口 魁杜 (27)25分3秒   (14)1時間3分27秒

4区(8.0875キロ)吉武 佑真   (7) 23分58秒  (10)1時間27分25秒

5区(3キロ)     西久保 遼   (14)  9分5秒   (10)1時間36分30秒

6区(5キロ)     米野 航成   (11) 15分4秒   (9)1時間51分34秒

7区(5キロ)     森  智哉   (10) 14分50秒  (9)2時間6分24秒

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