認知症患者とその家族らが九州各地から参加した交流会=佐賀市金立町の「自然の英語工房」

■九州6県43人、家族も参加

佐賀市

 認知症の当事者たちの交流会が1日、佐賀市で開かれた。同じ体験をしている者同士の仲間作りが目的で、患者本人とその家族らが九州各地から参加。レクリエーションや語り合いを通して親睦を深めた。

 本人交流会は、患者同士のつながりをつくることで、家にこもらず外に出る機会が増える効果が期待されている。「認知症の人と家族の会」(本部・京都市)による取り組みで、九州では昨年熊本県で初めて行われ、今回は鹿児島と沖縄を除く6県から43人が参加した。

 交流は1泊2日で行い、初日は金立町の工房で、絵画療法やヨガなどのレクリエーションを楽しんだ。2日目は本人と家族のグループに分かれ、暮らしの悩みや将来に対する不安などを語り合う。

 長崎県松浦市から参加した金井田正秋さん(61)は54歳の時に若年性認知症と診断された。本人同士が交流することについて、「相手が同じことを何度も話し出すと、自分と全く同じだなあと思うと同時に、認知症で苦しんでいるのは自分だけじゃないんだと自信が湧いてくる」と話す。

 「認知症の人と家族の会佐賀県支部」の森久美子代表(69)は「認知症の人が積極的に外に出ていけるような取り組みを今後もいろいろと企画したい」と話している。

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